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アヴァンギャルドでファッショナブルな発信地「不自由な中の自由」

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 何か新しいことをやってくれるのが、小松ストアー。そんな風に言われていた時代もありました。

 昭和53年に店内の大改装に乗り出します。第3期小松ストアーの始まりでした。社名も「ギンザ小松」に改名し、銀座のファッションセンターというキャッチコピーを打ち出して行きます。新しい事をやっていることにかけては他より数段上、日本のファッショナブルと言われる流行の発信地となっていきます。

 しかし、新しい事をやろうと躍起になっていた訳では有りません。新しい事とは、何か新しい事をやろうと思ってできるものではないのです。新しいことをやろうと思ってから行動を起こすのでは、新しいものにはなりません。どう感じるかは、お客様次第。つまり新しいと感じるのは、来店したお客様であって、お客様がどう感じるかで、新しさというものが後からついてくるものなのです。

 何かを伝えたいときに、そのままの本物を伝えたいとき、それは感じてもらう以外に他はない。そのプロセスを作り出すのが小松ストアーの仕事と考えています。いいものがあると個人が感じる。その個人は全て違う人。一人ひとりに個性を大事にしてもらいたい。自分が好きなものを見つけてもらいたい。それを見つけるためには、本物を体感してもらいたい。それを体感できる空間と時間を作り出したい。そのために小松ストアーには本物だけを、そして、それを感じてもらえるような空間を作って行く。そして体感してもらうためには、ある程度の時間が必要。小松ストアーにできるだけ長く滞在してもらうための工夫をしたい。その時間はもしかしたら無駄な時間と思われるかも知れません。しかし、その時間には意味が有る。そう思っています。小松ストアーに滞在いただく時間が有意義であったと感じて頂けるようにするのが、仕事だと考えています。それが小松ストアーの目指すところなのです。

 小百貨店内を歩いてもらう。それは文化を感じてもらうことと一緒です。そして、それは自分らしさを考えてもらう時間でもあると思っています。スタイルは人それぞれ。それを大切にしていってほしい。そんな気持ちが伝わったときが、小松ストアーらしさを体験してもらえた時だと思っています。

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