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たくさんの「時」を刻んだフェヤーモントホテルの柱時計はKOMATSU BARに

皇居のお堀
千鳥ヶ淵の桜が
咲きはじめました

毎年、季節になると新聞に三行広告を出していたフェヤーモントホテル。
1951年の開業から2002年の冬に幕を閉じるまで、小松ストアーが運営をしていました。

松任谷由実さんのアルバム『REINCARNATION』(リ・インカーネーション)の10曲目に収録された『経る時』は、フェヤーモントホテルのティールーム「ブラスリー・ドゥ・ラ・ヴェルデュール」から見た四季の風景を綴っていて、「まるで短編映画を見るような気分になれる」と、今も人々に愛されていますが、フェヤーモントホテルもまた人々に長く愛されたホテルでした。

クラシカルで重厚感のある外観。落ち着いた雰囲気を醸し出す照明。ロビーにはグリーンのソファに柱時計、そしてアンティークな調度品。部屋の窓には木製のサッシ。日射しがサンサンと降り注ぐ屋上プール。桜柄のレターパッド。

今でも私たちの耳には、当時、フェヤーモントホテルで時を過ごしたお客さまからのさまざまな思い出話が届きます。

そして1995年に制作した『拝啓 サクラさく』という絵本もまた、みなさまの心に残っているもののひとつのようです。

『拝啓 サクラさく』
編集 長友啓典 
絵 黒田征太郎
文 日暮真三
協力 フェヤーモントホテル

日暮真三さんの紡ぐ美しい言葉と黒田征太郎さんのやわらかい絵。
愛する人に会えない切なさを簡潔に綴ったこの絵本、絶版になった今も買い求めたいという人がいるとのこと。

「散ることを知りながら
咲くことを恐れない」

絵本には、こんな一節がありますが、これはコマツが将来を見据えたときの姿勢と通じるものがあります。
フェヤーモントホテルや百貨店としての小松ストアーは一旦幕を閉じましたが、ギンザコマツはサクラのように、人々を魅了できるよう今、また一歩踏み出しています。

建物がなくなっても人々の記憶には残るホテルだったことに感謝をして、ギンザコマツがオープンするとき、フェヤーモントホテルのロビーに置いてあった柱時計をKOMATSU BARの一角に置くことを決めました。

フェヤーモントホテルをご存じだった方もそうでない方も、コマツとともに時を刻み続けている柱時計の刻む音をどうぞ感じにいらしてください。


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